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自分らしさ、も守りたい。デザイナーが語る出産後の働き方

ユニラボの魅力を人の面から探る公式連載、「ユニラボメンバー紹介」。今回は、サービス開発部のデザイナー、本多めぐみさんの自己紹介です。

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2019年7月に入社した、本多めぐみです。私には子どもが2人います。未就学児の甘えん坊な息子と、小学生になったばかりの小柄で優しい娘です。

ユニラボでは、サービス開発部にてPM兼UIデザイナーを担当しています。主に、社内で上がる開発系施策の情報整理&交通整理を行いつつ、アイミツのWEBサイト、および社内システムのUIデザインも行っています。

ほか、ドキュメントデザイン、営業・展示ツールのデザイン、ノベルティ制作、目安箱の整理などなど……頼られることがとても嬉しいので、まずはやってみる!の気持ちで日々社内を小走りしています。

デザイナーとしてのスタートは黙々とした下請け制作

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デザイナーとしての出発点は今からおよそ10年前……(!)

スマートフォン普及以前の、ガラケー時代のデジタルコンテンツ制作を行っていました。

美術系の専門学校に通いながら、インターン的な感じでアルバイトを始めた会社が最初でした。そのまま入社しましたが初めはデザインを任せてもらえず、デバッグをしたり、小さなアイコンやピクトを作成したりしてました。分厚い、サーバーやエンジニアリングの本を読めと積まれたことも……当時は苦手意識満載でしたね(笑)

頼まれたものを頼まれた通りに制作し提出する日々でしたが、チェックしてくれるディレクターや先輩デザイナーとは、コンテンツに対して頻繁にディスカッションをしていました。

1年ほどして、サンリオやアパレルブランド、漫画出版社などいくつかの版権元からコンテンツ制作を一任されることも増え、次第にその「提案力」を買ってもらい、PdMのアシスタントのような立ち位置で新規事業に関わる機会もできました。

その後ベンチャー企業を2社ほど転職し、ソーシャルゲームアプリの開発にリードデザイナーの一人として携わり、委託デザイナーの管理や制作チェックを行ったり、非常に仕様が複雑なヘルスケア管理アプリの新規開発を、代表とリードエンジニアと3人4脚でいくつも行ったりと、さまざまなスタートアップ経験を積ませていただきました。

「自分らしさ」を求めた出産後の働き方

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前々職の株式会社カラダノートに在籍中に、2人の子どもを出産しました。

もともと会社にいるのが好きで、結婚してからも残業もしていたし飲みにも行っていた毎日でしたが、その生活は一変しました。みるみる変化する自分の体調と、生まれてくる赤ちゃんのために、「いくらでもやる」という仕事への関わり方を見直しました。

内容も裁量も、業務時間も、いわゆる「ワーママ」のテンプレではなく、私らしく楽しめることを軸に仕事に向き合いました。

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カラダノートでは「妊娠・出産前後のママを応援する」事業が主軸だったので、ちょうどそんな自分のライフステージともマッチし、「ママを笑顔にする」ために企画・開発を進めることができました。

カラダノートでは様々な山場がありましたが、次第に「他の事業ではどう乗り越えるんだろう」、「自分のスキルはどこまで通用するんだろう」といった想いが強くなってきて「いろいろな人に会ってみる月間」が退職前半年くらい続いていましたね。

辞めるのを止めたりするのも、正直、数えきれない回数ありました(笑)

ある程度頼られることに慣れて、チャレンジするタイミングを失くしてたのかもしれません。

そうして7年勤めたカラダノートは意を決して退職したわけですが、実はユニラボの前に一度転職しています。

過去の経験から「できます!やります!」を前面に押し出して肩肘張っていたせいか、業務上でスキルでのミスマッチが起きてしまいました。うまく動けない、カラ回る、そんな日々が3ヶ月ほどあって、この時は非常に悩みました。

居場所を見失いかけていたタイミングでの再会

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結局、自分のスキルはとても低いのかも、いっそデザイナーを辞めようか……という極端な考えに陥っていたときもあります。そんな時に、現在の上司である田中と再会しました。

元はカラダノート時代の同僚というか、当時は私がちょっと先輩でしたけど(笑)彼は初めてのベンチャー企業でPM、私はアプリデザイナーで、2年ほど一緒に仕事をしていた仲でした。

そこでいろいろと現状を話して、田中はユニラボに入社して半年くらいで、仕事がとっても楽しそうでした。以前より「働く」ということに対してどっしり構えているというか、余裕を感じて。

正直、すごく羨ましくなりました(笑)

ああ、私もこんな風に毎日楽しく会社にいきたい。もっと自分の頭で考えて、自分らしく仕事をしたい。そしてやっぱりデザインが好きだと。

そんな想いが爆発しまして、ぜひオフィスを見たい、事業の話を聞きたい、他のデザイナーと話をさせてほしい……などと図々しくも何度も言い寄りました!(めちゃめちゃ忙しかった時期にすみません!!!)

惜しみなく、話をさせてくれ、ユニラボの中を見せてくれたのには深く感謝しています。

正直、長年toC事業をやってきていたので、デザイナーとしてターゲットをちゃんと捉えられるか、アイミツのカラーを引き継げるのかなど、不安もありました。でも、デザイン100%というより今はPMとして動く人が欲しい、その素質はあると言ってもらえたので「兼任」状態での入社を決めました。

今思えば、先に退職をしてしまってからの転職活動だったので、子どもの保育園の継続や家計を考えると、かなりギリギリの状況でしたね……。ただ、そのくらい私も「自分らしく働く」を求めていたというか。もう一段階変わりたいと思っていました。

デザイナーとしても、人としても、自信がわく会社

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ユニラボでは、PM兼デザイナーとして動いていますが、今まで経験してきたことのない、多方面でのサービスデザインをしている実感があります。

私の部署では「イタコ」という言葉を良く使います。サービスを設計する時、ターゲットの目的、動作、期待などを自分に乗り移らせて考えることです。私が引き受けるUIデザインだけでも、様々な「イタコ」思考が必要になります。

たとえば受注側と発注側、それぞれのためのシステム。そして社内で動くメンバーのためのシステム。「アイミツ」のサイトも発注者向けの機能、そして受注者向けのメッセージも載せます。

各方面のユーザーヒアリングをベースに、期待されるものは何なのか紐解いていく。それをプロジェクトに関わるメンバーみんなでやっています。

まずはその情報整理をすること。それぞれの想いを交通整理すること。そしてUIに落とし込むことが私の求められる仕事であり、とてもやりがいがあります。

だからあまり座って仕事してないですね(笑)

デザイナーなのにこんな働き方ができるって、10年前の下請け制作の自分は夢にも思わなかったです。たぶん。

もともと一つのことより、いくつかのことを並行して持ってるのが好きというか、落ち着くんです。落とさないように気をつけないといけないですけど。いろいろな情報を持ち合わせて、だったらこれはもっとこうできるな、って広げていく力を付けたかったんです。

もちろんその力はまだまだなんですけど、成長していないということは無いんじゃないかなと言うくらいには自信を持ち直してきました。

あと、ユニラボには本当に楽しい人が多いです。

非常にシビアな内容の会議でも、最後はゆるっと糸を解いて「じゃ、頑張りましょう!」みたいな、カラッとした雰囲気で終えたり。

特定の人がやるんではなくて、ちゃんとみんながそういった空気を作ろうとするのがすごいなと。感情論で話をする人もあまりいないので、とても居心地がいいんです。

私の動きをよく見ていて、シンプルに褒めてくれるメンバーもたくさんいます。「助かりました!」とか「自分にはできないからすごいです!」とか。もう泣きそうになりますよね。同時にブルン!とエンジンもかかる。

だから余計に、社内をウロウロしちゃいますね(笑)

私も周りをよく見るようにして、すごい!と思ったら本人に伝える。そういうことを以前よりもするようになりましたね。

ピリピリすることが仕事っぽいというか、そういう職場もあると思うんです。緩んではイカンと。それはそうなんですけど、余裕がないのは辛い。私は特に残業もできないし、必ず切り上げて帰らなきゃいけない時間がある。そんな中でズルズルっとした悪い空気を引きずって帰るのはとても辛いので、ユニラボはそういうところがいいなと思っています。

こんな人と働きたい

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この先、一緒に働くメンバーはどんどん増えていくと思うんですが、特に「こんな人に入ってきて欲しいな」というイメージはあります。

誤解を恐れずに言うと、「ちょっと先走る人」です。

自分も先走って考えて、こんな感じかな?って勝手に絵にしちゃうところがあって。もちろん変に時間をかけてしまうとか、他に派生して迷惑をかけてしまうのはダメですけど……。

今のメンバーにも多くて、「自分なりに資料にしてみた」とか「ここまで作ってみた」とか、説明力もあって、主体性が強い人。自分がまず動こう、とする。そういう人はとても心強いし、すごく引っ張ってくれますしね。

かと言って自分の考えを押しつけず、「こうするといいと思います!」って言われた時に「そうだね!気づかなかった!ありがとう!」と言える人。一気にプロジェクトのスピードも上がるんですよね。

まっすぐに会話ができるメンバーが多い会社だから、できるやり方だと思います。

カラ回ったりすることも多い性格の人なのかもしれませんが、私は大好きです(笑)

「あれ、私かな……?」そう思った、このブログを読んでくださってるそこの方!ちょっと先走って、一緒にいろいろ語りましょう!未来を思い描きましょう!

いつでも、お待ちしています!


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