まっすぐ制定から一年を振り返る――会社を導くコンパスのその先
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まっすぐ制定から一年を振り返る――会社を導くコンパスのその先

ユニラボのコンパス(バリュー)が改定されて1年。この1年、資金調達を経てユニラボは大きく組織を拡大しました。1年前に改定されたコンパスは「まっすぐ」。急速に変化していく組織の中で、制定したコンパスがどんな役目を担っていたのか。そして、上場を目指すユニラボの次の1年を、コンパスがどう支えていくのか。

今回は、HRの森さんにお話を伺ってきました。

コンパス(バリュー)改定から1年。改定からの道のりを振り返る

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――ユニラボコンパス(バリュー)が新しくなって1年。コンパス刷新から浸透までの役割を担ってきた森さんとして、今のバリューの浸透度を評価するなら100点満点中何点ですか?

正直なところ、まだ50点です!

――50点! その理由はなんですか?

期待通りコンパスが浸透して機能している部分と、まだまだ発展途上だと思う部分が半々くらいだと感じているからです。目指すべき100点の像は自分の中では明確にあります。まずひとつは、「まっすぐ」という言葉の文脈を全員が共通して持っていること。もうひとつは、社外の人が「ユニラボと言えば、まっすぐだよね」と思えるほどにブランド化されていること。この2つが達成されれば100点になると思っています。

――まっすぐ、の文脈を共通させる……もう少し詳しく聞かせて下さい。

今のユニラボで、まっすぐという言葉はかなり浸透してきていますし、個々の意識もとても高くなっています。ただ、まっすぐな行動・まっすぐな考え方のケーススタディがまだ十分にたまりきっていないんです。日々の業務における「まっすぐ」について、共通の認識や文脈をあわせていくことが重要だと感じています。

コンパス改定後、個々メンバーが「まっすぐ」という言葉に対して、一定それぞれのイメージや解釈を持っているのは間違いないと思います。この1年、そこからもう1歩、まっすぐであるための行動が何かを具体的に定義していくのが非常に難しいと感じてきました。

もっとも、バリューの解釈に100%の正解は存在しません。しかし、会社の中で「それはまっすぐだね」「それはこうするとよりまっすぐだよね」という議論が発生していってこそ、ユニラボのコンパスは真価を発揮すると思っています。今まさに、その文脈を揃えていくために時間をかけてケースをためているところです。

――少しだけ1年前の振り返りをさせてください。ユニラボのコンパスが「まっすぐ」になった背景は何だったのですか?

新しいコンパスを全社に周知したのは去年の7月。それ以前のユニラボのコンパスは6つありました。そのコンパスは確かに良いものだったのですが、全社員がちゃんと理解できているかというと疑問がある状態でした。その場でバリューを語れなかったり、マネジメントメンバーも含めて全て体現できていると胸を張れる状態ではなかったんです。その反省をもとに再定義したのが現在のコンパスです。

最終決定の際も完全なトップダウンではなく、当時在籍していたユニラボのメンバーで会社の魅力や大切にしている価値観を出し合い、最終的には経営陣がユニラボのメンバーにはこうあってほしいという想いをもとに絞られたのが「まっすぐ」という言葉です。昔からユニラボにあったカルチャーをよりわかりやすいように3つに絞り込んだのが去年7月のコンパス改定でした。


バリューこそが、会社の事業を伸ばしていくという実感

――この1年、「まっすぐ」という改定されたコンパスを浸透させるために様々な取り組みをされてきたとおもいます。どんなことを実施したか教えて下さい。

まずは地道にコンパスの露出を増やしていくことから始めました。周囲のまっすぐなエピソードをリレー形式で共有し合う「まっすぐチャレンジ」だったり、全社会で「まっすぐ」と刻印されたおまんじゅうを配って、まずはワードに触れる機会を増やしました。とにかく、「まっすぐってなんだろう」と考えるきっかけを作っていくことを重視して動いた1年でした。

現在社内で取り組んでいる企画で「まっすぐFriday」という企画があります。金曜日の夜に、経営陣を含めた少人数のグループで「まっすぐ」語り合う時間を作りました。組織が急拡大していく中で、経営陣とメンバーの距離を繋げることや、コンパスに沿った行動について考える時間を持つためにも効果を発揮しています。まっすぐFridayでは、集まったメンバーと経営陣が立場に関係なく業務内外問わず自身の考え等について語り合います。経営陣が持っている価値観、事業経営に対する課題感を開示したり、メンバーからも経営陣に忌憚なく質問をしたり、自分の課題を伝えてアドバイスを貰ったり。会社というチームに、立場関係なくまっすぐであり続けたいという想いで始めた企画です。

直近では、新卒メンバーによるLT大会も行いました。ご自身の事業に対する想い、コミットメントを発表したり、入社してから感じたまっすぐなエピソードをそれぞれに語ったのですが、すべて熱いメッセージですごく素敵な時間でした。こういった会をきっかけに、全社的に「まっすぐ」について考え、体現していこうという意識が強まると信じています。

また、4半期毎に実施しているMVP表彰に「まっすぐ賞」というものを新設しました。会社のメンバーが、「顧客にまっすぐ」「チームにまっすぐ」「成すべきことにまっすぐ」の3つの観点で、身の回りで最もまっすぐだったメンバーをひとりずつ挙げる形で投票をします。「○○な部分がまっすぐでした」という具体的なケースも含めた投票を集めて、最終的に得票数や内容を加味してまっすぐ賞を表彰しています。行動規範としてまっすぐな行動をしたメンバーが社内で讃えられる機会を作り、同時にケーススタディを進めることが目的です。

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――1年前のインタビューで、「バリュー浸透は事業を伸ばすためのもの」と回答されています。この1年、バリューが実績に紐付いていると感じた場面はありましたか?

まず事業の面では、営業推進チームのまっすぐさがより際立つようになりました。バリューを改定した時期はすでにコロナ禍と呼ばれる時期に突入しており、新型コロナウイルス感染症の影響下での事業推進は挑戦の連続でした。もちろん自社内だけでなく、アイミツのお客様もなかなか意思決定しにくい状況。その中で、カスタマーサクセス(CS)や営業などチーム間の連携において、より「まっすぐ」な姿勢が見えてくるようになりました。お互いをサポートして、コロナ禍でどのように事業成長に向き合っていくか、真剣に考えられる環境が業績伸長に繋がっていると思います。

組織の面でいうと、やはり採用に関しては「まっすぐ」というコンパスが大きく寄与しました。ユニラボの目指すビジョンはもちろん、「まっすぐ」という姿勢や考え方にも共感し、体現できるメンバーがどんどん入社してくれています。実際に入社してからの立ち上がりが早いメンバーも非常に多いです。コンパスを体現できる人がリスペクトされる組織だからこそ、活躍しやすいのだと思っています。

――より詳しく採用の話をお伺いしたいです。1年前から比べて、変化したことや改善された点はありますか?

採用要件そのものは大きく変わっていません。より、まっすぐという文脈に沿った行動が出来るかどうかの水準は適切に上がっていると思います。。今では、いくら能力/経験に優れた方でも、3つの「まっすぐ」を体現できる人でなければ採用基準を満たさない、という判断をするように変化しています。会社として、まっすぐでなければユニラボの社員ではない、と言い切れるほど、高い水準を求めている状態です。

今までのご経験の中で、お客様とまっすぐ向き合ってきたかどうか、どんな価値を発揮してどのように物事や課題と向き合ってきたか、このような部分をお話の中で伺うようにしています。

採用の現場で感じることは、ユニラボのまっすぐさは求心力になっている、ということです。様々な経験やバックグラウンドを持つ方がユニラボにジョインしてくださっている中、全員が共通のまっすぐという軸を持っていることは誇るべき魅力であり、会社の強みと思っています。

険しい山を登る時も、コンパスを道しるべに進んでいく

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――まっすぐというバリューを制定したときに比べると、ユニラボの社員数は大きく増えていると思います。人数が増えたことによる成長痛を感じるタイミングは在りますか?

昨年比、ありがたいことにユニラボのメンバーは倍以上の規模になっています。今までは、経営や人事がひとりひとりの評価や目標、コンディションも見えていました。それが人数が増えたことによって難しくなってきていることは実感しています。情報へのタッチがどうしても遅くなってしまう状態です。100人の壁を目前にして、経営陣・人事とメンバーの距離を少しでもカバー出来るような仕組みに取り組んでいます。

ユニラボではバリューを「コンパス」と呼んでいます。組織を大きくしていったり事業を成長させていくのは険しい山を登っていくようなことです。未開の道をたどっていくとき、コンパスが道を示してくれます。引き続き会社の「まっすぐ」という考え方、それに基づく社内のそれぞれの仕組みがビジョンへの歩みの一助になるよう、常に考え続けていきます。

――「顧客にまっすぐ」「チームにまっすぐ」「成すべきことにまっすぐ」。今年1月の「まっすぐチャレンジ」では、「チームにまっすぐ」「成すべきことにまっすぐ」なエピソードが多く聞かれ、「顧客にまっすぐ」なエピソードももっと集めたい、とおっしゃっていました。現時点ではこの3方向のまっすぐのどれが一番強く、どれが一番強化すべき点と考えていますか?

新しいメンバーが増えていく中で、「まっすぐ」向き合う先がよりお客様に向いていっていると感じます。やはり新しく入ったメンバーが活躍するための最短ルートはお客様を知ることです。それぞれが真剣にお客様に向き合うこと、そしてそのスタンスが尊敬されることはやはり「顧客にまっすぐ」という言葉がコンパスに含まれているからこそだと思います。新しいメンバーのお客様へのまっすぐさは、既存メンバーにも良い影響をもたらします。現状のプロダクトで、本当にお客様の要望に応えられているだろうか、もっと価値提供できることがあるのではないか、表層的ではなく本質的にお客様の経営の課題に向き合い続けられる体制にしていきたいと思っています。

――ユニラボでは、とにかくまっすぐという言葉に触れる機会が多いと思います。新しいメンバーにも「まっすぐ」をより深く理解してもらうため、オンボーディングで工夫している点は在りますか?

入社された方にはまず、まっすぐというコンパス制定の背景や、それぞれがこのコンパスを体現したその先に何があるのかというところを丁寧にお伝えしています。

研修の中で丁寧に伝えている文脈があります。それは、まっすぐはそのまま「ストレート」という意味ではない、ということ。ユニラボの「まっすぐ」とは、Integrity(高潔さ・誠実さ・真摯さ)、Sincerity(誠実・真実・誠意)です。ただぶつけるように言葉をかけることや、不誠実でも売上への最短ルートを歩むことはユニラボの「まっすぐ」とは異なります。カルチャーをこれから一緒に作っていく、さらに良いものにしていく仲間として、これらの文脈を共有することを意識しています。

――バリューを更に「事業成長」や「採用」に紐づけていくため、人事でもいろいろなことを行っていくと思います。向こう一年の目標を教えて下さい。

ここから1年後のユニラボは、メンバーの増加につれて、多様で強固な組織になっていたいです。だからこそ、まっすぐな行動についての文脈をより具体で明文化していきたいと思っています。

加えて、メンバーがお互いにまっすぐなフィードバックが今以上に出来るようになっていると素晴らしいと思っています。「あなたのここがまっすぐで素晴らしい!」「もう一歩、まっすぐに出来るんじゃない?」……文脈を揃えていく中で、そんな会話が日常的に生まれてくるところを目指しています。

ユニラボのカルチャーはまだまだ発展途上です。やるべきことは多いですが、引き続きまっすぐにひとつひとつやり抜いていきます。


株式会社ユニラボのコーポレートメディアです。私たちは「受発注を変革するインフラを創る」というビジョンを掲げ、アイミツというBtoBプラットフォーム事業を展開しています。皆で、ユニラボの”まっすぐな日々をお届けしています。https://www.unilabo.jp/